
立体解析について2
木造の構造計算には一般的にはグレー本という書籍を参考にして構造計算を行います。
一般的な形状の木造在来工法の構造計算ルールに関してまとめられた本です。
様々なルールがあるのですが非常にシンプルです。
シンプルというのは計算できる形状もシンプルです。
そして計算できる形状で大事な前提があります。
それは剛床仮定です。
床は1枚の板で変形しないという前提で計算が成り立ってます。
そのため
・大きな吹抜け
・細い通路で2つの建物がつながっていたり、
・スキップフロアなど中間階で床面の高さに段差がある
などの建物の計算が苦手なのです。しかし、決してできないわけではないです。
建物を吹き抜けや段差のある所で2つに切り分けて全体と分けた建物を個別に計算して安全性を確認するのです。
つまり計算が面倒なのです。
ある程度世の中の8割方の形状の建物は計算できますが、2割くらいの形状は計算できません。
、、出来ないわけではないですが、ルールが若干曖昧で自分なりの理屈を考え安全性を確認する必要があるのです。
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